戦略ゲーム『繰り返し囚人のジレンマ』記念大会開催

http://hotwired.goo.ne.jp/news/technology/story/20041015303.html
これ興味深いですねー。新しい戦略の勝利ですか。って書いても、興味深いと思う人はごく一部だと思いますけど(笑。こういう繰り返し囚人のジレンマでは、しっぺ返しを基本とするような、自分からは裏切らず、裏切られてもまた協調関係を結ぼうとする上品さをもつエージェントが、

  • 上品な相手同士では協調しあい、それなりの点数を地道に稼ぐ
  • 裏切ることを積極的に伺う相手同士では泥仕合になって点数が稼げない

みたいな感じで、結局自分からは裏切らないようなものが強い、というようなのを読んだことがあります。今回のようにグループという単位で参加し、相手の素性をうまく認識することで、わざと「キングメーカ」的な存在を作って点数を貢がせるという戦略っていうのはおもしろいなあ。
なんとなく思い出したのは、中学校とかのときに球技大会があってクラスで2チーム作れとかなると、たいてい片側に運動部のやつが集まって強いチームを作り、片側は犠牲になるというのを思い出した。。。
まあこういうのって普通といえば普通かも。ちょっとちがうけども、通信の世界でも、皆が平等に帯域を使おうとすると上品なプロトコルにするべきなんだろうけど、完全に優先制御をして割り切られるのであればもっとも優先すべきプロトコルがじゃぶじゃぶつかっていいわけだしね。