殴られ屋の女神/池永陽(ISBN:4198619913)

殴られ屋の女神
殴られて気絶する瞬間に見る「女神」の正体を知るために「殴られ屋」をやる男のお話。この筆者の好きな作品で「コンビニ・ララバイ」(ISBN:4087745864)というのがあるんですが、それと同じように、どこかに陰を持ちながら生きていく魅力のある主人公たちが出会う、さまざまな人間模様が描かれています。個人的には「コンビニ〜よりも、ちょっと主人公たちがいろんな問題を解決していく見たいな感じもあってちょっとエンターティメントよりかな?とも感じたけど、平素な文体で坦々と語られる世界に惹かれます。ラストは、けっこう衝撃的でした。
最近、本を読むペースが落ちてたんだけど、久々に本を読む楽しみを思い出した感じ。ちょっとまた本をいろいろ読みたくなった。ホントはまだレビューしたい本まだいっぱいあるんですけど、、