自分は相当な心配性で寂しがりやだと改めて感じた今日この頃。。。 さて、今日は久しぶりに小説を読んだら、これが面白かった。 どこまでもマイペースで自覚無しに事件を巻き起こす女の子と、懸命だが間違った方向に全力をつくすちょっと情けない男（といい…

北村薫の新刊短編集。「待望のミステリ短編集！」とのふれこみがあるけど、まあいわゆる一般的なミステリな作品では無いですね（笑。そのあたりは、北村薫フリークならそりゃそうでしょ、と思われるかと思いますが、ほかの短編集に比べて*1ちょっと異色な感…

実家にあったので読んでみたんですが、結構面白かった。やたら人間くさい猫が家政婦をはじめるおはなし。ゆるーい漫画なんですが、細かいところ（しぐさとか台詞回しとか）に味がちりばめられていてキャラクターが非常に魅力的。2巻以降も出たら読んでみたく…

2週間ほど前にふらりとよったブックオフで1−15巻が750円で売っていたのでなんとなく読み始めたんですが。。。 いや、昔途中まで読んだ記憶があって、全部で25巻ぐらいかなあと思っていたら、よく考えたらあの当時は連載が終わってなかったらしく、全40巻ある…

社会に出て、挫折を味わい自分の居場所を模索する青年と、他の人には見えない不思議な雪の少女とのお話。 って、こんな一行じゃなくていろいろ書きたいがネタバレになってしまうだろうから。。。前にとりあげた「四日間の奇跡」や、「君の名残を」(ISBN:4796…

殴られて気絶する瞬間に見る「女神」の正体を知るために「殴られ屋」をやる男のお話。この筆者の好きな作品で「コンビニ・ララバイ」(ISBN:4087745864)というのがあるんですが、それと同じように、どこかに陰を持ちながら生きていく魅力のある主人公たちが出…

第50回江戸川乱歩賞作品。 結構前に買ってちょっとしか読んで無かったけど、読みはじめるとさくさく読めた。新幹線の中2時間ぐらいで大体読み終わってしまった。 基本的には洞窟からの脱出劇な訳なんだけど、緊迫感や次々と来る困難な展開などどきどきしなが…

二連続レビュー！まあかけるときに書いておこう。 実は、この作者についてとか本の内容とかさっぱり知りませんでした。表紙が安部吉俊(NieA_7の作者)だったからなんとなく買ったようなもんだったけど、、、いやこれ面白いっす。*1話自体は割とめちゃくちゃで…

障害をもつ女の子（千織）と、その女の子を助けたためにピアニストを断念せざるをえなくなった男のお話。新人ということだけど、描写は細かいし、話にどんどん引き込ませる力があります。特に前半は事件はまったくおきずに、淡々とあらましを述べているだけ…

「夏の庭」(ISBN:4101315116)で有名な著者です。 「子供」の主人公が、ぶっきらぼうでどこかそっけない老人と出会い触れ合っていく中で、自分の母や、大人の世界の苦悩を知っていく、という「夏の庭」、「ポプラの秋」(ISBN:4101315124)を継承しているような…

ついでにブックオフでいろいろ物色してて、読み始めてみる。理由は簡単、1冊100円のところで1-5巻が連続してあったから（笑）。まあアフタヌーンはたまに立ち読みしてて知ってたけど読んでなかったのでちょっと見てみようっていうのもあるけど。 で、途中ま…

ついでなので、書いておく。 北村薫は私のいまのところもっとも好きな作家なんですが、中でも一番好きなのは「スキップ」です。 これはもう私的には、一生のうちで絶対に読むべき本だと思ってます。 てな訳で何も言わずだまされたと思って読んでみてください…

うーん。この本から書くのはどうなんだろう。実はこの本、北村薫のデビュー作を含む「空飛ぶ馬」（ISBN:4488413013）から始まる、噺家円紫師匠とシリーズの5作目なのです。北村薫はよく「日常の謎」を描く名手と称されますが、このシリーズはまさに原点です…

知るひとぞ知るSFCの井庭さんが修士の時にかかれた本。修士1年でこんな本が出せるというのはすごいですね。。。 内容としては、複雑系に対する主張とかではなくて、一般的な複雑系に関係するモデル、ツールから対象までを俯瞰的に眺めた入門書なんですが、こ…

本屋によってぶらぶらしていたら乙一の「GOTH」(ISBN:4048733907)のマンガ版があることを知った（というかずっと前から出てたみたい…）。読んでみたいけど、読みたくないと自分内で矛盾した結果、買わなかった。いまだかつて、好きな小説が別のメディアにな…